先に、私の結論
私の場合、GCPのデプロイ前画面で月5,776円と表示され、まだ記事のない個人ブログには早いと判断した。
WordPressは起動せず、Cloudflare Pages+Astro+Markdownへ方針を変えた。
費用や機能を細かく比較したい方は、GCPのWordPressとCloudflare Pagesの比較記事にまとめています。
私が実際に進めたのはデプロイ直前まで
取得したドメインは「e-life.site」です。
Cloudflareへドメインを登録したあと、Google Cloudでプロジェクトを作り、請求先アカウントを設定しました。そして、Google Cloud MarketplaceのClick to Deploy WordPressで、新しいデプロイの設定画面まで進みました。
ここは誤解のないように書いておきます。
- GCP上でWordPressをデプロイしていません
- GCPのWordPressを本番運用していません
- 実際の請求額ではなく、デプロイ前に表示された見積額です
「使ってみたら毎月5,776円かかった」という体験ではありません。
画面に出た月5,776円の内訳
私が選んだ構成は次のとおりです。
| 項目 | 選択内容 |
|---|---|
| リージョン | 東京 |
| マシンシリーズ | E2 |
| マシンタイプ | e2-medium |
| メモリ | 4GB |
| ディスク | バランス永続ディスク30GB |
| WordPress | Google Click to Deploy |
2026年8月11日に画面へ表示された内訳は、次の内容でした。
- Click to Deploy WordPressの使用料:0円
- VMインスタンス:月5,138円
- バランス永続ディスク30GB:月639円
- 月間推定合計額:5,776円
VMとディスクを足すと5,777円になりますが、合計欄は5,776円でした。1円差の理由は確認できていないため、数字を合わせず、画面に出た値をそのまま残しています。
この金額は、全員に共通するWordPressの利用料ではありません。リージョン、マシン、ディスク、利用時間、為替などで変わります。外部IPv4、通信、バックアップなどが別に加わる可能性もあります。
「高い」より先に「今の私に必要か」と考えた
月5,776円を見て、GCPが高すぎると思ったわけではありません。
東京リージョンで4GBメモリの仮想マシンを常時動かす構成を、私自身が選んでいます。必要な理由があれば、費用を払う選択もありました。
ただ、作ろうとしていたのは、AIやCodexを試した記録を残す個人ブログです。まだ記事はなく、私ひとりで更新します。
そこで、自分にこう聞き直しました。
私が欲しいのはWordPressなのか。それとも、記事を公開できる場所なのか。
この問いで、考える順番が変わりました。
管理画面を使う予定がなかった
WordPressには、ブラウザーから記事を書ける管理画面があります。複数人の権限管理、下書き、予約投稿、テーマやプラグインも大きな利点です。
でも、私がやろうとしていた更新方法は少し違いました。
記事はMarkdownというテキストファイルで持ち、Codexに修正を頼み、変更点を確認して公開する。最初からその流れを想像していました。
そう考えると、当時の私には次の機能がまだ必要ありませんでした。
- 複数の編集者ごとのWordPress権限
- 管理画面からの予約投稿
- WordPress専用テーマやプラグイン
- 会員、決済、ECなどの動的な機能
WordPressが不要なのではなく、今の私の更新方法には必須ではなかったということです。
無料枠も調べたが、選んだ構成は対象外だった
ここからは、私の感想ではなく公式情報で確認した部分です。
Google CloudにはCompute Engineの無料枠があります。ただし、2026年8月13日時点では、対象となるのは米国3リージョンの非プリエンプティブルe2-micro 1台相当、標準永続ディスク30GB・月など、条件が決まっています。
私が選んだ「東京リージョン、e2-medium、バランス永続ディスク30GB」は、その組み合わせに当てはまりません。
無料枠があることと、自分が選んだ構成を無料で使えることは別でした。
Cloudflare Pagesなら小さく始められた
次に調べたのがCloudflare Pagesです。
Astroで記事からHTMLを作り、Cloudflare Pagesから静的ファイルとして配信します。WordPressのように、記事を表示するたびに自分のVM上でPHPとデータベースを動かす構成ではありません。
2026年8月13日時点の公式情報では、Functionsを呼ばない静的ファイルへのリクエストは無料かつ無制限です。FreeプランのPagesには月500回のビルド、1サイト20,000ファイル、1ファイル25MiBなどの上限があります。
私のブログは記事中心なので、まずはこの範囲で始められると判断しました。
ただし「Cloudflare Pagesなら全部0円」という意味ではありません。独自ドメインの更新料、AI API、外部フォーム、大きなファイルの保存、動的処理などは別です。
最終的に変えたのはサーバーではなく運用方法
私はCloudflare Pages+Astro+Markdownを選び、このブログを公開しました。
決め手は、単純な月額差だけではありません。
- ひとりで更新する
- 記事とコードをCodexに見てもらう
- Markdownの差分を確認して公開する
- OS、PHP、データベース、WordPressの保守を今は持たない
- 必要な機能が増えるまで固定費を抑える
この運用なら、Cloudflare Pagesの方が自然でした。
一方で、Astroや利用パッケージの更新、Gitの管理、公開前の確認は残ります。「サーバー管理が減る」と「何もしなくてよい」は同じではありません。
WordPressをもう一度考える条件
将来もWordPressを使わないと決めたわけではありません。
次のような変化があれば、WordPressや別のCMSを改めて比較します。
- 私以外の人が管理画面から頻繁に投稿する
- 編集者や寄稿者ごとに権限を分ける
- 予約投稿や承認の流れをすぐ使いたい
- WordPress向けのテーマやプラグインが必要になる
- 会員、決済、ECなどの機能が増える
そのとき移りやすいように、今は記事をMarkdownで持ち、URLや画像の扱いをできるだけ単純にしています。
まとめ:見積画面で止まったのは正解だった
GCPの画面に出た月5,776円は、WordPressの固定料金ではなく、私が選んだ構成のデプロイ前見積もりでした。
でも、その数字があったからこそ、「WordPressを使うこと」ではなく「どう記事を更新したいか」から考え直せました。
私の答えは、まずCloudflare Pagesで小さく始めることでした。
これから選ぶ方は、サービス名より先に、誰が、どの画面から、どう更新するかを決めると整理しやすいと思います。費用、無料枠、保守、SEO、動的機能まで確認したい場合は、公式情報で比較した詳細記事をご覧ください。
※料金・上限は2026年8月13日に公式ページで再確認しました。5,776円は2026年8月11日の本人確認画面の記録です。導入時は、公式料金ページと実際の見積画面を改めて確認してください。
コピーして使えます
自分のブログ構成を整理するときの指示
ついでに気になったこと
GCPのWordPressは月5,776円で固定?
いいえ。これは2026年8月11日に、東京リージョン、e2-medium、バランス永続ディスク30GBを選んだ私の画面表示です。構成、利用時間、為替、追加機能などで変わります。
WordPressをGCPで無料運用できる?
Google Cloudには条件付きの無料枠がありますが、対象リージョンやマシン、ディスクに制約があります。今回選んだ東京のe2-medium構成は対象外でした。
Cloudflare Pagesなら全部無料?
静的配信は無料枠から始められますが、独自ドメイン、AI API、外部フォーム、ストレージ、動的処理などは別費用になる場合があります。
この記事はWordPressを選ばない方がいいという話?
いいえ。私の更新方法には静的サイトが合ったという体験記です。管理画面、複数人の権限、予約投稿、WordPress向けプラグインが必要ならWordPressが有力です。
